Interview / インタビュー

フレームカラーが豊富なLegerm(レジェーム)、そこへ秘められた想い。

Legerm インタビュー カラーへ秘めた、想い。

グランドシニアの女性を対象に、シンプルビューティーをテーマとして開発された「Legerm(レジェーム)」。店舗に立つ現場の社員が関わった全社横断プロジェクトの第五弾商品だ。シンプルさ、かけ心地の良さ、カラーバリエーションの豊富さへこだわったという、レジェームの開発背景や、メンバーの思いとは。

Legerm(レジェーム)

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Legerm開発メンバー

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左から

  • 松田武士(吉祥寺ダイヤ街店/南関東ブロック 南関東第25地区地区長)
  • 飯塚恵太(長岡イオン前店/北信越ブロック 北信越ブロック統括ストアディレクター)
  • 馬場光(小田原錦通り本店/メガネ・コンタクト・補聴器アドバイザー)
  • 谷﨑大樹(座間店)
  • 宮田永士(赤坂店)

「お客様に喜ばれる商品」と「お客様の声」との間に感じたギャップ

Legerm インタビュー カラーへ秘めた、想い。

飯塚 レジェーム最大の特徴は、徹底したお客様アンケートによる、お客様の声を反映させたレディース向けメガネフレームであるということです。われわれが考える「お客様に喜ばれる商品」と実際にフィッティングした際の「お客様の声」との間でちょっとギャップを感じました。店頭で、沢山のお客様とコミュニケーションを取る中で、少しずつ本音を聞き出し、商品を開発することができたと思っています。レジェームの特徴は「シンプルなデザイン」「フィットするかけ心地」「豊富なカラーバリエーション」の3点をコンセプトの中心に据えています。

松田 最初は、宮田店長がデザイナーとしてデザインアイデアを作るところから始まったんですよね。「これが売れる」と思うデザインをベースに、顧客アンケートを取りました。確か数パターン作りましたよね?

宮田 トータルで8型のレンズシェイプを書きましたね。それらを基に、皆さんにアンケートを取っていただいて、その中で1番と2番を選びました。そのデザイン案を、さらにブラッシュアップして「鎧」と呼ぶ部分やブリッジの高さ、テンプルのデザインを変えたものをトータルで4型ずつ描き、それをメーカーさんに仕上げていただくという流れでした。当初参考にしたのは、往年のメガネフレームや、いくつかのハイブランドのデザインです。それをベースに、大きさやカーブを変えるとか…かなり試行錯誤をしましたね。最初はスクエアデザインも検討していたんですよ。

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飯塚 スクエアも1型残したかったのですが、お客様アンケートで支持が得られなかったんですよね。それも勉強になりました。

松田 遠近両用にも対応できるコンパクトなフレームデザインで横幅が小さく、シンプルなデザインがないよね、という話も出てましたね。

宮田 だんだんとデザインイメージが固まり、それから機能性の部分をメーカーさんに持っていきましたが、すんなりとは行かなかったのもありましたね。試行錯誤を繰り返しながらなんとか前進してきた感じです。バネのデザインにもこだわりましたね。

谷崎 メガネフレームの構造部分では、バネを作る板バネが、かけ心地やフィット性に大きく影響します。ココには“ベータチタン”という柔らかい材質を使いましたが、金属の厚みでも弾力性が変わってきます。今まで販売する側としてそこまで細かく見ていなかったのですが、実際に商品として仕上げていくために、どの過程でメーカーさんとどういう話をしなければいけないかということがわかり、すごく勉強になりました。構造の意味を知ることで、お客様へ提案する際の説得力も上がったと感じます。

商品特徴を表す豊富なカラーバリエーション

谷崎 レジェームは、材質やテンプルをカバーしている素材に“アセテート”と“CP”を採用しています。発色がまったく違う商品が並んでいるので、素材の違いをお客様に提案できますし、お客様も比べながらお買い物を楽しんでいただけるのではないかと思います。

飯塚 カラーに関しては、まだ形も決まっていない最初の段階から「色をああしたい、こうしたい」と意見がチーム内で活発に出ましたね。

馬場 最初は、人気のカラーを過去のデータから調べて、お客様に支持されているものを調べていく中で「こういうデザインも入れたら面白いのではないか」という話になりましたよね。最終的にはお蔵入りになったのですが、桜柄とかマーブル柄というアイデアもありました。今回、レジェームは12色のラインアップになりましたが、カラーへのこだわりが、色のネーミングにも表れています。

飯塚 色のネーミングに商品の特徴への思いを込めて名前をつけています。カラーのネーミングに関しては、1人ひとりが考えていこうというスタンスで臨み、商品をさらに発展させるきっかけになりました。

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松田 レジェームの開発では、最初に「弾力性があって発色がよい素材で作りたい」というところがスタートです。そこで出てきたのが“アセテート”と“CP”でした。最初にイメージカラーとなったのは「ブリリアントブラック」と「ブリリアントブラウン」です。これは往年の名作でも使われているのと同じ“CP”素材を使い、この光沢を出したかった。“CP”はアセテートよりもシックで艶のある上質な仕上がりです。宝石のように輝く黒と茶ということで、「ブリリアントブラック」と「ブリリアントブラウン」というネーミングに決定しました。

谷崎 メガネスーパーには既に、ご婦人のお客様へ向けた「シルフルール」というプライベートブランドがあります。「シルフルール」は花をフレームデザインにあしらっていますが、今回はそれをカラーで表現し、どこまで花のようなイメージをお伝えできるかということへ挑戦したのが「プラムワイン」です。これも“CP”素材で光沢があり、発色も良く高級感がある。さらに値ごろ感がある、というお客様のご要望をすべて満たす、とてもバランスの取れたカラーリングだと思っています。アレルギーにも強い素材ですので、そういう部分を気にされている方にもお勧めできるのが特徴です。

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飯塚 「スノーホワイト」というカラーは、もともとはベージュとして企画されました。しかしメーカーさんからお持ちいただいたサンプルが、どうしても我々が納得できないものばかりでした。何度も試作を繰り返し、やっと納得のいくカラーになりました。出来上がったものはベージュというよりは白の印象が強く、かけたときにすごく透明感があるので「スノーホワイト」というネーミングにしたんです。私は出身が新潟で、ちょうど雪の時期にレジェームのプロジェクトを進めていただので「あぁ本当に雪みたいだなぁ」と感じたのを覚えています。

馬場 「アイリスパープル」は、文字通りアイリスというお花をイメージして作った色です。女性が好きなお花のネーミングは、お店で実際にご説明しているときもお客様の心に響いているのを感じますね。

シンプルだからこそ細部にも徹底的なこだわりを

Legerm インタビュー カラーへ秘めた、想い。

宮田 レジェームは“シンプルデザイン”をコンセプトとしていますが、初期デザインはシンプル過ぎて没になりました。デザイン画の段階で、ただの安っぽい商品に見えてしまったんですね。描いた者としては非常にショックでしたね。

松田 もうワンポイント欲しいよね、というところから出てきたのが“キャスト”です。ハイブランドでも使われる“キャスト”のシンプルさが気に入り、採用をしています。ただしコストを抑えるという事にも、こだわっています。

谷崎  “キャスト”もたくさん見ましたね。形によって影のでき方が微妙に違いますし、どういう雰囲気が出るのか?沢山の種類から選んだのも思い出深いですよ。

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飯塚 意外に商品紹介の前面には出てきませんが、“キャスト”もレジェームの命ですね。だからこそ、こだわって良かったと思います。

宮田 谷崎さんは、板バネの見え方にもこだわりましたよね。見えるような、見えないような…。

谷崎 機能が優れていても、それが見た目の優雅さに影響したり、道具としての美観がより良くならなければなりません。デザインもすごくシンプルでイイ。機能性も優れている。そこもしっかり表現できたと思います。

メガネが似合わないと思っている方にこそかけてほしい

Legerm インタビュー カラーへ秘めた、想い。

飯塚 レジェームは、メガネをかけるのがあまり好きではないという女性にかけていただきたいと思っています。この商品で、メガネをかける楽しさ、デザインを選ぶ楽しさを知っていただけたらすごく嬉しいですね。

宮田 私がレジェームをオススメしたい方というのは「メガネでオシャレをしたいけれど勇気がない」という方ですね。セルフレーム系の商品なので、カジュアルでもフォーマルにも使えるデザインですから。

松田 確かに、どんなメガネをかけていいかわからない人の最初の1本としてオススメしたいですね。シンプルなので、メガネをどう選んでいいかわからない方のファーストチョイスになれるようなメガネフレームをイメージして制作しました。

谷崎 それと、こだわったレンズの形状です。メガネスーパーはメガネの専門店ですから、遠近・中近・近々といった様々なカテゴリーのレンズを扱っています。どのレンズを選んでいただいても、見え方が損なわれない形と大きさになっているので、そこもオススメのポイントです。

Legerm インタビュー カラーへ秘めた、想い。

馬場 私が所属するメガネスーパー小田原錦通り店の店長ともよくお話しするのですが、レジェームは、女性が化粧品を選ぶようにチョイスしてほしいですね。全部で12色あるのでとても楽しいと思います。またバリエーションも、レンズの周り全部に枠があるタイプと、下枠がないタイプ、枠がないタイプの3バリエーションあります。色と形の組み合わせが色々楽しめるので、理想の一本に出会えるはずですよ。

Legerm インタビュー カラーへ秘めた、想い。
>> メガネスーパー公式サイトLegerm(レジェーム)特設ページ

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