知ってた?メガネのフィッティングで顔の見た目も変わる
書いた人:EYEdea編集部
メガネのフィッティング、つまりメガネのかかり具合を調整する事で、眼に対する負担が変わるのは何となく想像つきますが、実は顔の見た目にも大きく影響するって知ってましたか?
メガネのフィッティング、つまりメガネのかかり具合を調整する事で、眼に対する負担が変わるのは何となく想像つきますが、実は顔の見た目にも大きく影響するって知ってましたか?
まずは下の画像を見て下さい。
フィッティング前後の比較画像
はい、間違い探し!
どこが違うでしょうか???
・・・
・・・・・
そう、メガネの位置ですね。
こちらがフィッティング前の状態。メガネのレンズが眼の中心より、やや上。フレームの上部分が眉毛にかかっています。
それで、こちらがフィッティング後の状態。メガネのレンズが眼の中心にきて、フレームの上部分も眉毛に少しだけかかる位、程よい位置に来ています。
で、フィッティングって何?
そもそも、フィッティングって何?という方もいらっしゃると思うので、簡単に説明します。
メガネのフレームは工業製品である以上、一定のサイズや形に合わせて作られています。しかし、人の顔や頭の形って、みんなバラバラですよね?
そして、メガネのレンズは球面になっています。中心がちゃんと見える位置・・・
そう、一人ひとり違う顔や頭の形に合わせないと、レンズの一番オイシイ所が使えないんです。というか、レンズの中心と眼の位置が合ってないと、眼に余計な負担がかかり、視力を落とすだけでなく、肩こりや頭痛といったことにも繋がる可能性があります。
なので、メガネを自分仕様にする、フィッティングがとーーーーっても大事!!!
メガネは使ってるうちにフィッティングがズレてくる
メガネは使ってるうちに、歪んだり曲がったりします。
そりゃそうです。オリハルコンで出来ているわけじゃありません。落としたり、踏んだりといった、わかりやすい衝撃だけでなく、熱や経年劣化だけでも徐々にズレていきます。
買った時はしっくりきていたメガネなのに、だんだんと「何か眼が疲れる」とか「落ちてくる」といった状態になるのはこのためです。
特にメガネをかけていて、子どもがいる方なら「あるある」だと思いますが、赤ちゃんってメガネ狙って攻撃してきますよね。そりゃもう、お宝発見!みたいな勢いで、ピンポイントで狙ってきます。メガネを奪われた挙句、バシバシと床に叩きつけられたり・・・
そんなこんなで、メガネのフィッティングはズレていくモンです。
さてさて、話が逸れてしまいましたが、メガネのフィッティングで顔の見た目が変わるというお話。メガネスーパー高田馬場店、雨宮さんに色々と教えていただきました。
耳が痛いのはフィッティングがズレている証
まずはこの写真を見て下さい。
電車に乗ってて横を向くと、こういう人たまにいませんか?メガネのモダン(耳にかける部分)が、やたらと高い人。
メガネの後ろが高いのだから、メガネのレンズは下向きになった状態です。メガネのレンズは球面ですから、最適に見える角度というものがあります。常用であれば5~10度が適していると言われ、レンズ特性の歪みやひずみが抑えられ、眼の疲れが最小限になります。
また、モダンの位置が適切でないと、耳に負担がかかり、痛みを感じる原因にもなります。「なんかメガネかけてると耳が痛いんだけど」という方、それフィッティングが合っていない証拠ですよ!
ジャストなフィッティングにすると、横からの見た目も美しくなりますね。
メガネスーパーで購入時には、専用のスケールを用いて精密なフィッティングもしてくれます。
さて、お次はメガネの上下位置。冒頭に書いた通りで、メガネの上下位置が顔の見た目に及ぼす影響は絶大!
はい、また登場の雨宮さん。
なんか、顔がキツく見えませんか?あと、面長に・・・
メガネの位置が上にありすぎると、重心が上にいくので顔が長く見えてしまいます。
下の写真が適切な位置に直したもの。
印象がだいぶ変わります。優しい印象というか、座りが良いというか・・・
上下のバランスをよく見せることで、安定感のある顔立ちに見えるので、優しい印象になるのでしょうか。
いやはや、メガネのフィッティング恐るべし。こうも印象が変わるとは!
では、フィッティング作業をどのように行うのか?職人、雨宮さんの作業場を見させていただきました。
フィッティング作業って、何してるの?
まずは現状把握。
何事も現状把握から始めるのが大事です。どういう状態かを知らず、闇雲に手を出してはいけません。
はい、職人の手が動きました!
どうやらこのメガネは鼻パッドの角度がイケてなかった様です。
専用の工具を使い、緻密な手さばきで鼻パッドの角度を調整していきます。
ベストな角度に調整がされました。
続いては、モダンの角度を調整。
専用のヒーターを使用し、モダン部分を温めて柔らかくし、手作業で曲げていきます。この曲げ作業ですが、簡単そうに見えて、実はめっちゃ大変なんです。
熱い。
筆者も試してみましたが「あっちっち!!」という位まで加熱しないと、ぜーんぜんモダンは曲がりません。熱いのが嫌で温めが足りないと、まったく曲がってくれません。力任せにいこうとすると、ヒビが入ったり折れたりする可能性も。
なので、メガネスーパーの職人たちの手は熱に強いようです。長年の経験から、手の皮が厚くなっているのでしょう。たぶん溶岩でキャッチボールできるレベル。
そして、これまた繊細な手つきでモダンの角度を調整していきます。
最後に全体のチェック。何事も最後の確認が大事です。
いよいよ大詰め、試着です。
いつも思いますが、雨宮さんは手が綺麗。
耳のかかり具合もしっかりチェックします。
先程も書いた通り、ここのフィッティングが良くないと、耳が痛くなっちゃいます。
そして、登場しました専用スケール。眼とレンズの位置が最適か?を確認しています。
そしてフィッティングが完了。バッチリのフィッティングが決まると、かけた瞬間に違いがわかります。吸い付く様な、メガネをかけていない様な軽やかさ・・・というのはフレームにもよるでしょうが、いずれにせよ自分仕様のメガネになると、自然と笑みもこぼれるモノです。
メガネのフィッティングは1ヶ月もすればズレてくるそうで、理想は月1回、どんなに長くても3ヶ月に1度はフィッティングの調整をした方が良いそう。メガネスーパーの“パーフェクトフィッティング”サービスは、メガネスーパー購入のメガネは無料で行ってくれちゃうんです。
しかも、登録無料のメガネスーパー会員になれば、他店購入のメガネですら無料でフィッティングしてくれちゃいます。
え、いいの?って感じです。だって、フィッティングはけっこうな経験と技術がモノを言う作業。個人的には数千円払っても惜しくないレベルなのに、それを無料でやってもらえるなんて・・・
メガネは常に使うものだし、無料なんだから、ぜひ毎月でもメガネスーパーに通いつめるべきモンですね!!
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