知ってた?サングラスもフィッティングが大事なんです
書いた人:EYEdea編集部
ファッション的に似合うかと同じくらい重要な、自分の顔や頭の形へ合わせたサングラスのフィッティングについてご紹介します。
梅雨も明け、夏本番。日差しも強まり、サングラスが似合う季節になりました。
ところで皆さん、サングラスってどこで買っていますか?ファッションアイテムだから洋服屋さん?雑貨店でも見かけますよね。なのでお値段もピンきり。1000円程度で買えるものから、Ray-Ban(レイバン)の様なブランド品で数万円するものまで様々。
今回は、ファッション的に似合うかと同じくらい重要な、自分の顔や頭の形へ合わせたサングラスのフィッティングについてご紹介します。
工場出荷状態のままじゃダメなの、知ってましたか?
サングラスはメガネと違い、視力を矯正するモノではないため、自分に合わせた調節をしなくても買うことができます。なので、目が悪くない人はお店に並んでいるサングラスをそのまま買って使う場合がほとんどだと思います。
でもね、サングラスのフレームってメガネと同じ形していますよね?大雑把に言うと、レンズに色が付いているか否か、しか違いがありませんよね?
メガネはメガネスーパーの様に、ちゃんとしたメガネ屋さんで購入すると、必ず自分の眼や耳の位置など顔や頭の形へ合わせた調整(フィッティング)をしてくれます。
サングラスもメガネ同様に、見え方に関わるモノ。ズレた状態でつけていると、眼の健康に悪いだけではなく、すぐにズレ落ちてきたりと不便です。
実は工場出荷状態のサングラスって、そのまま使うとダメなの知っていましたか?
下の写真を見ればわかる通り、テンプルの曲がり方が全く違います。左がフィッティング前、右がフィッティング後です。
人間の頭を上から見ると、顔から後頭部へかけてカーブを描く円形ですが、サングラスもその形に合わせたフィッティングをしていないとズレる原因になります。メガネスーパーの場合はサングラスが入荷した時点で、一点ずつ職人が検品を行い、「プレフィッティング」と呼ばれる調整作業を行っているのです。
Ray-Ban(レイバン)の様な有名ブランド品でさえ、入荷時点ではフレームに曲がりなど調整が必要な箇所があります。これは工場生産品である以上、致し方のない事で、こういった部分をメガネスーパーでは一点ずつ調整をしてから店頭へ並べます。
メガネスーパーのサングラス プレフィッティング
ではメガネスーパーのサングラス プレフィッティングでは、実際にどの様な作業をしているのか?見てみましょう。
まずテンプルをヒーターで温めながら、曲がり具合を調整していきます。この作業、家庭でもドライヤーなどでデキそうなモノにも感じますが、けっこう温めないと曲がってくれないんです。筆者も実際にやってみましたが、曲がるくらいまで温めると素手で触ったら火傷しそうな熱さに…。さらに、失敗すると折れます。というか、熱いです。なのでプロの職人へ任せた方が安心です。
レンズ面の角度調整もするため、一度テンプルを外します。
動かす部分なので、丁寧に注油。
バッチリ調整が出来ました。動きもスムーズです。
鼻パッドのあるサングラスは、ここも調整をします。デリケートで曲がりやすい部分のため、入荷時点で既にズレている場合が多いのです。
鼻パッドも、ばっちり左右対照になりました。
上から見てもバッチリですね。
後は綺麗に陳列をするだけ。
結婚式で娘を送り出す父親の様な眼差しで見つめています。「イイ人に貰われるんだぞ…」←本当に言っていました。
まとめ
メガネ屋さんではない所で購入したレイバンなどのサングラスは、けっこう工場出荷状態のままだったりします。「なんかズレるんだよねー…」と気になっている方、メガネスーパーでは他店購入商品のフィッティングも受付けているので、遠慮なく相談をしてみてはいかがでしょうか?